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【結論】ゲーミングイヤホンおすすめ2選!
おすすめ①IE100PRO
Sennheiser
IE 100PRO
価格:11800円(執筆当時)
IE100PROは、オーディオプロ向けのモニターイヤホンで、ゲーマーからの人気も高い製品です。
GOOD!良い点
- 定位感、解像度、分離感にとても優れている
- 愛用するユーザーが多い、王道ゲーミングイヤホン
- 音に癖がなく、万人受けしやすい
BAD!良くない点
- 遮音性には期待できない
- 高音が少し強い
おすすめ②TANCHJIM ZERO
TANCHJIM
TANCHJIM ZERO
価格:3000円(執筆当時)
隠れた名機です!中華イヤホンに詳しいオーディオ民や、海外レビュアーからの評価も高い!
GOOD!良い点
- フラットな音質で、低音と高音は強すぎず、聞き疲れしにくい
- 定位感と解像度に非常に優れており、余計な音がしない
- 性能に対して、とんでもなく安い
BAD!良くない点
- 音の深みがなく、ゲームに特化しているため、音楽鑑賞には向いていない
- ビルドクオリティは値段相応
ゲーミングイヤホン、普通のイヤホンの違いは?
ゲーミングイヤホンと普通のイヤホンの違いは、ゲーム性能に特化しているかどうかです。
FPSゲームであれば、「敵の足音や小さな動作音を正しい方向から聞き取ること」が出来る性能が求められます。
イヤホン、ヘッドホンどっちが良い?マイクの有無は?
ゲーム面で言えば、これぐらいしか差はありません。
また、FPSゲームにおいて低音を強調するメリットは無いです。なのでボイスチャットを重視しないのであれば、イヤホンから選ぶことをおすすめします。
CORSAIR
CORSAIR HS65
価格:11980円(執筆当時)
マイク性能に優れたヘッドセットなら「HS65」がおすすめです!
有線・無線【重要度☆☆☆☆☆】
無線のサウンド製品で対戦ゲームをすることは、おすすめできません。有線を選ぶことを強くオススメします。
理由は、「音質」と「伝送遅延」で有線に明確に劣るからです。対戦ゲームでこのデメリットは、あまりに致命的です。
定位感【重要度☆☆☆☆☆】
定位感とは、音がどの方向からするかの正確性を示す指標です。ゲームにおいて最も重要です!
優れたイヤホンを付けているだけで、勝率はグンと上がります。室内戦であれば更に差が付きます。
解像度【重要度☆☆☆☆】
音の解像度とは、細かい音を正しく認識できるかの指標です。
解像度が優れていない製品だと、ゲーム内の環境音やBGMに足音が紛れて聞こえにくいです。。。
分離感【重要度☆☆☆☆】
音の分離感とは、音と音が別々にあるかを、どれだけ正しく認識できるかの指標です。
分離感が優れている場合、音の粒立ちが良いと表現されることが多いです。
開放型がFPSゲームで有利な理由とは?
「開放型」とは、製品側面に穴が空いており密閉されていないタイプのものです。逆に密閉されているものは「密閉型」といいます。
開放型、密閉型はヘッドホンでよく比較されますが、イヤホンでも同じです。
ゲーム性能を重視するのであれば、密閉されていないものを選ぶことをおすすめします!商品画像から判断できます。
また、プロが大会で密閉型ヘッドホンを使用しているのは、単純に周りがうるさいからです。あとはスポンサー問題も多少あるかもしれません。
周波数特性グラフ【重要度☆☆☆☆】
周波数特性グラフとは、低音から高音にかけて、どこが強調されているかを示すものです。
よくオススメされている製品は、フラットな周波数特性のものが多いです。これはゲーム側が提供しているサウンドを、出来るだけそのまま聞くほうが有利とされているためです。
デバイスの重量【重要度☆☆☆】
「軽さ」は長時間ゲームプレイするうえで重要なポイントです。ゲームの上手さはプレイ時間に、ある程度比例するので、「疲れにくさ」も考慮しましょう。
イヤホンでなく、ヘッドホンやヘッドセットを得らぶなら、より強く気を付けたいポイントです。
DAC・アンプ ゲーミングDACはGameDac以外おすすめできない!その理由は?
SteelSeries
Game Dac
価格:16980円(執筆当時)
DACとはデジタル音声データをアナログ音声データに変換する機器です。digital analog converterの略称です。
アンプとは音の出力を増幅させる製品です。「GameDac」などはアンプでありDACでもあります。
DACの性能が良ければ従来の音により近い音が再生できますが、数十万は当たり前の世界です。
ゲーマー向け格安DACがいくつかありますが、注意してもらいたいポイントがあります。
GameDac以外のゲーミングDACを謳っている製品(MixAmp,GSX1000など)はオーディオ性能が低い、もしくは内部チップセット(性能を決める最重要パーツ)が公表されておらず、オススメできません。
ゲーミングDACの購入を検討しているのであれば、GameDac一択でしょう。GameDac Gen2は高すぎるため,Gen1がコストパフォーマンス面からみて最適解だと思います。もちろん資金に余裕があればGen2のが良いです。
※追記 GameDac Gen2が単品販売開始したので、GameDac Gen2が一番おすすめになりました。
価格 | DACチップ | THD+N | サンプルレート | S/N | |
GameDac Gen1 | 18,800 | ES9018 | 0.0032%未満 | 最大96khz/24bit | 109dB |
GameDac Gen2 | 34,623→17,980 | ES9218PQ40 | 0.002%未満 | 最大96khz/24bit | 111dB |
GSX 1000 2nd | 22,200 | 公表無し | 0.006%未満 | 最大96khz/24bit | 公表無し |
Mix Amp Pro | 16,300 | 公表無し | 0.05%未満 | 48khz/16bit | 70dB |
音楽制作向けDAC(MOTU M2等)のがより一層おすすめですが、沼が深いので、ここではゲーミングDACに限定して比較紹介しました。
接続方法に関しては、製品ごとに異なるので良く確認して下さい。例えばGameDac Gen2では光デジタル端子が廃止されているため、光デジタルケーブルでの接続は出来ません。
知っておくと1歩先にいけるオーディオ用語まとめ
知らなくてもいいけど、知っておくとよりサウンドデバイスを楽しめるオーディオ用語まとめました!
モニターイヤホン ゲーム目的ならこれを。
モニターイヤホンとは、音楽制作向けに作られた、正確な音を聴くためのイヤホンです。フラットな周波数特性、高い解像度、原音への忠実性を重視したイヤホンです。
音楽を聴く用のイヤホンはリスニングイヤホンと言います。よりダイナミックな音の深みを楽しむために、低音や高音が調整されたイヤホンなど、幅広い製品が展開されています。
ドライバーユニット(DD,BA,ハイブリッド,平行磁器)
ドライバーユニットとは実際に音を出す部分です。ドライバを複数個搭載すると音がぼやけやすいので、1DD搭載モニターイヤホンから探すことをおすすめします。
DD:ダイナミックドライバ型。振動板を揺らして音を発生させる方式。よくある方式で低音が得意とされる。
BA:バランスドアーマーチュア型。DDと同じく金属板を揺らすが原理が異なる。細かい音が得意とされ、小型で複数個搭載されていることが多い。製品価格が高いことが多い。
ハイブリッド:DDとBAの両方を搭載したモデル。短所を補えるかどうかは製品次第で合わせれば良くなるわけでは無い。
平面磁気:平面の振動板を振動させる方式です。よりクリアな音を出力できますが、複雑なメカニズムで設計されているため、重くなりがちで高価です。
インピーダンス 目安は?
インピーダンスとは抵抗値のことで、この値が高いほどノイズを減らせますが、比例してボリューム感が減っていきます。目安ですが、高くても35Ωぐらいが良いと思います。
超高級ヘッドホンはインピーダンスが、めちゃくちゃ高いことが多いですが、それを使う場合、数十万する機器も、別でそろえる必要が出てきます。
音圧感度 音圧レベル 目安は?
音圧感度とは、音が入力されたときにどれぐらいの音が出力できるかです。
ここがおかしい製品はほとんどないので、あまり気にしなくていい値ですが、100~130dBぐらいの製品が多いです。
S/N(SNR)信号雑音比
S/N(SNR)はノイズの少なさを示す指標です。ガチのオーディオ民でない限り気にする必要はない値です。
カナル型・インナーイヤー型 イヤホンの形状はどっちがいい?
カナル型・インナーイヤー型はイヤホン形状のことです。おすすめは左のカナル型です。
カナル型(左←):IE100PROやSE215がこのタイプ。密閉型とされることが多いが、側面に穴が空いたモデルもあるため,遮音性は製品それぞれ。
インナーイヤー型(右→):earpodsがこのタイプ。耳の表面にひっかけるタイプ。遮音性はないが音のバランスに優れる。
ダイナミックレンジ
ダイナミックレンジとは、大きな音と小さな音の差を、どれだけ確保できるかの指標です。ガチのオーディオ民でない限り気にする必要はない値です。
周波数帯域
周波数帯域とは、出力できる周波数の範囲を示す指標です。
人間が聞くことのできる範囲が、20Hz~20000Hzなので製品情報がここに収まっていればOKです。多くの製品でこれはクリアされているため、そこまで気にする必要はありません。
全高調波歪thd+n
全高調波歪thd+nとは、音のゆがみを示す指標です。
ガチのオーディオ民でない限り気にする必要はない値です。
バランス接続 必要ない?
バランス接続とは右と左の音声信号を完全に分離させる接続技術のことです。普通のイヤホンはアンバランス接続です。もちろん、アンバランス回路でも分離はちゃんとされています。
一見、バランス接続の方が左右の分離感に優れているように感じますが、対応したアンプやDACが必要になり、費用対効果が著しく悪いためオススメしません。また、その分離感を人間が知覚できるかどうかも疑問ですし、知覚できたとしても、それがゲーム内で有利に働くかも疑問です。
また、バランス接続の具体的なデメリットとして挙げられる、低インピーダンスのイヤホンを用いた場合、ダンピングファクターの低下によって音の解像度が下がることに加え、ノイズもわずかに増加してしまう現象もあります。多くの人にとって、金銭面、知識面において、あまりにハードルが高いです。
ゲームに限る場合、バランス接続の評価は良くないですが、音楽や音自体にこだわりたい場合は、手を出してみる価値はあると思います。